こんにちは、ホーネットです。
今回は、少し社会派トーンで、比較サイトの闇に迫ってみようと思います。
私は裁量の長期トレードについては「みんなのFX」 さんを利用しています。
理由は、スプレッドが狭く、スワップポイントが限りなく一本値に近いからです。
FXにおけるスワップポイントの一本値とは、同一通貨ペアの「買いスワップ」と「売りスワップ」が同一・同値であることを言います。
上記の「スワップカレンダー」をご覧頂くとわかるのですが、みんなのFXさんについては、「買いスワップ」と「売りスワップ」がほぼ同値になっています。
エキゾチック通貨などを見ると、「完全な一本値」を実現しているわけでは無いようですが、国内の証券会社を私なりに徹底調査したところ、ほぼ一本値になっている証券会社は「みんなのFX」と「LIGHT FX」のみでした(因みに、この2つの証券会社は両方とも「トレイダーズ証券」が運営しています)。
他には完全一本値の取引所として「くりっく365」がありますが、取引手数料が高すぎるので候補からは外しました。
これ、見逃しがちな部分ですが、実は長期トレードにおいては物凄く重要な部分なんです。
というのは、他の証券会社では支払いスワップを受取スワップより安く設定して、利ざやを抜いて収益を上げているので、ポジションを長く持てば持つほど、トレーダーには不利に働くんです。
この点は比較サイトを始めとしたメディアが扱わない重要な部分だと思っています。
こちらのサイトを覗いてみてください。
スワップポイントは証券会社選びにおいては重要項目なので、FX総合情報提供サイトでは当然、比較ページを設けています。
で、こちらを御覧ください。
ドル円の受取スワップの高い順にソートをかけた画面です。これを見ると、「みんなのFX」と「外為ex」の買いスワップ(受取スワップ)が同額で、ここが一番良いように見えますね。
しかし。。。
こちらを御覧ください。
左が「みんなのFX」右が「外為ex」のスワップカレンダーです。
10月20日のスワップを比較すると、「買いスワップ(受取スワップ)」については両社とも「156円」となっています。しかし、「売りスワップ(支払いスワップ)」を見ると、「みんなのFX」は買いスワップと同額の「156円」であるのに対し「外為ex」は「176円」となっています。
仮に顧客のロングポジションとショートポジションの総量が同じであれば、「外貨ex」については、この差額の「20円」を、顧客から収益として持っていっていることになります。
これ、一見少ないようにみえるかも知れませんが、長期トレードとなると収益に物凄く影響してきます。
これは私が運用しているうちの1つのポジションサマリですが、利益の1割強が受取スワップです。今後もポジションは維持する予定なので、この数字はもっと大きくなると思います。
ここで、「変だな」と、思われませんか?
この比較ページ、「受取スワップ」のみを比較して、「支払スワップ」は一切非開示になってるんです。
理由は。。。書く必要ありませんね💦
一つだけ、付け加えさせていただくとすれば、「外貨ex」はとても良い証券会社だと思っています。証券会社がスワップで収益を上げることも否定しませんし、ここの会社は「トレーリングストップ注文」ができるので、スキャルピング用口座として、私も利用させていただいています。
言いたかったのは、「メディアは都合の悪い情報は載せませんよ」ってことです!
このサイトを運営するダイヤモンド社については、過去に長期にわたり「安愚楽牧場」の広告を掲載し続けるなどしていて、私としては決して良い印象はありません。
ただ、未だに「FX情報の総本山」のような印象を持っている方もいらっしゃるので、こういう事もありますよと、一例を挙げさせていただきました。
一つのメディアに頼らず、広く情報を集めること。極力一次情報に触れること。
投資家の基礎ですね。私も、初心を忘れないようにします。
引き続き、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします!